支える会からのご報告

〜2016年3月29日〜

 3月3日、高木裁判の上告が棄却された旨、最高裁より通知がありました。理由は・・・意味不明!? 調べればすぐえん罪とわかる新証拠を調べようともせず、却下してしまえばこっちのものと言わんばかりの横柄で強圧的な態度で被告を無理矢理黙らせようとする。裁判所はまっとうな議論をあくまでも避ける姿勢をかたくなに貫くつもりのようです。3月4日に送付した異議申立も1週間後に棄却され、高木氏は刑務所へ収監されることとなってしまいました。
 この判決に対し、支える会では再審請求(裁判をやり直すこと)を申し立てる予定でしたが、支援者の人々にこれ以上の負担をかけたくないという高木氏自身の強い希望により、少なくとも高木氏の服役中は再審請求を行なわないこととなりました。
 再審を実現するには、数十年の歳月がかかるという実情があります。これも明らかな司法の「狂気」としか思えない事実です。最終的な判決に重大な過失、誤り、事実誤認があった場合、それを示す証拠があれば再審請求できることが法律で定められていますが、裁判所の姿勢は真逆です。「一度下した判決の誤りを認めることは、司法機関の面子[めんつ]に関わる」という、とんでもない「自己保身」のために、再審請求を可能な限り握りつぶすのです。
 無実の死刑囚、袴田巌さんを例に取ると、これまでの様々な証拠、鉄壁のアリバイから、袴田さんは明らかなえん罪被害者で、真犯人は別にいます。しかし、約50年も袴田さんに刑務所暮らしを強いた司法機関は、袴田さんの無実を断じて認めようとしません。「面子がつぶれるから無実とは認めない。絶対に袴田さんが真犯人であると思い込む。国民にも思い込ませる」。それが、裁判所や検察という恐ろしい機関の実体なのです。

 こうした裁判所の姿勢を崩すには、国民の関心と万単位の署名が必要で、それでも再審が実現せず、数十年の監獄生活で獄死した無実のえん罪被害者が存在します。私たちは、このあまりにもひどすぎる司法の実情を当サイトで広く訴えかけてゆくとともに、再審とは別の形でより一層高木氏を支援してゆく決意を固めました。

 これからも皆様のより一層のご支援を、よろしくお願いいたします。