『STATEMENT(声明)』

Secretary-General's remarks at special event on the International Day against Drug Abuse and illicit Trafficking(国連・薬物乱用防止デーの特別イベントでの事務総長の発言)」

 本資料は、国連事務総長による公式声明であり、世界における薬物政策の方向転換を示す資料として非常に高い価値を有します。

『STATEMENT(声明)』 Secretary-General's remarks at special event on the International Day against Drug Abuse and illicit Trafficking

 作成者  国連事務総長 潘基文(パン・ギムン)
 作成日  2013年6月26日

 

 要旨和訳

 2013年6月26日、国連・薬物濫用防止デーの特別イベントにおける国連事務総長・藩基文氏の声明文である。

「違法薬物の脅威は世界規模で高まっており、それは個人・家庭・地域社会のみならず国家をも脅かす重大な問題である。また、薬物の不正取引は犯罪組織の拡大を招き、中南米の国々の殺人事件の比率は、中東のそれを倍以上も上回っている。これは、全世界で取り組むべき課題であり、多様な方面から働きかけていく必要がある。」

「But the rule of law is only part of the equation. (しかし、法による支配は手段の一部でしかない。)We also need prevention and treatment approaches rooted in science, public health and human rights.(科学や公衆衛生、人権に根ざした予防と治療のアプローチが必要である。)」
「punishing or stigmatizing drug users is not a solution.(処罰や薬物使用の汚名を着せることが解決策ではない)」

 そして藩氏は、2014年に国連が麻薬政策についての高度な見直しを行なうことと、その結果を2016年に行なわれる「SPECIAL SESSION of the United Nations General Assembly on the World Drug Problem(国連特別総会)」へつなげていくことについて言及している。
 また、日本を含む全加盟国に対しても、広範囲で開かれた議論を行なうことを強く推奨している。
 本声明は、国連事務総長による公式な発言であり、世界における薬物政策の方向性を示唆する資料として、非常に高い価値を有する。