第1章・第1回 警察からの電話

高木美佳(以下、高木)  今渡邊さんは<高木一行を支える会>の代表として活動されていますが、そもそも、なぜ、高木一行を支援しようと思ったのでしょうか?

渡邊義文(以下、渡邊) 私は今、38歳ですけども、30歳ころに、当時高木一行先生が主宰されていたヒーリング・ネットワークの活動に参加させていただくようになりました。現在までたくさんの教えを学んで来た過程で、突然こういう事件が発生したわけです。
 先に、共犯者とされるAさんが逮捕されてしまい、何が何だかわからないままに、高木先生の方にも疑いがかけられるようになり、逮捕されてしまった、と。
 Aさんが逮捕されてから、彼がどこにいるのかもわからないまま何ヶ月も過ぎ、ようやく探し出して僕ら自身もAさんのところに行ったりしましたけど面会謝絶でした。その後、弁護士を雇ってAさんが収監されていた拘置所にも行ってもらったんですけど、その時にもAさんに拒絶されてしまって、「何も話すことはない」と。そうこうしているうちに、あれよあれよという間に、Aさんの裁判が結審してしまった。

高木 ずいぶん早かったですよね。

渡邊 そうなんですよ。それから何ヶ月か経って、高木先生のところにも家宅捜索が入り、そのまま逮捕されてしまった。平成25年9月24日のことでした。

高木 龍宮館(自宅)に家宅捜索が入る前に、ほかのヒーリング・ネットワーク・メンバーのところにも、家宅捜索が入りましたよね。それから、夫の逮捕後には、渡邊さんのところにも、警察から電話があったりしましたし。

渡邊 そうなんです。ある日仕事から帰宅したら突然親から、「警察から電話があった」と言われて。いきなり、「麻薬対策課だ」と。それでもう、家の中かひっくり返るくらい慌ててしまって、「うちの子がそんなことに関わってるはずはない」ということで、詐欺の電話じゃないかと親は誤解して、近くの警察署に駆け込んだりしたんです。
 つまり、そういうことに関わった覚えもないのに、高木先生のところで学んでいるというだけで、嫌がらせ的に電話で探りを入れてきたわけです。僕だけじゃなくて、ほかにも数名の仲間のところに、警察から電話があったそうです。皆、そんなことは初めてでしたから、どうしたらいいかまったくわからない状況でした。
 でも、その頃には高木先生に弁護士もついていたので、その弁護士に相談することができたんです。「任意なのか、それとも強制なのか、まず聞きなさい」と言われました。「もし任意だったら、話を聞く必要もないし、取り調べをうける義務もない」と。

高木 もし、そういうアドバイスがなければ、警察から聞かれたんだから、全部きちんと答えて協力しなければならないと、勝手に思い込んでしまいますよね。

渡邊 そうなんです。向こう(警察)は、そういうことは一切、言わないんです。ただ、「聞きたいことがあるから、ちょっと話聞かせてくれ」としか、言いません。

高木 いかにも、悪いことをした人を責め立てるような、高圧的な態度だったらしいですね。

渡邊 僕は弁護士からのアドバイスを聞いてたんで、「これは、任意ですか、それとも強制ですか?」と尋ねたら、急に聞こえない振りをして、「えっ? 何? ん?」とか言い始めたんです。それでもう一回、「任意ですか、強制ですか?」って聞いたんです。そしたら、「えっ? どういうこと?」って。
高木 向こうの方がびっくりしたんですね(笑)。そういうことをちゃんと言える人は、少ないんでしょうね。

渡邊 「何? 協力しないってこと?」とか言い出して。それでまた、「任意ですか、強制ですか?」と聞いたら、ようやく「いや、任意ですよ」と。つまり、こっちには答える義務はないんですけど、あえて任意とは言わないんですね。

高木 警察から電話が来たっていうだけで、ご家族の方にはものすごく心配をかけることになりますね。

渡邊 僕は昼間、仕事で家にいないわけですよ。数日間、毎日、家に電話してきて、「何時になってもいいから電話をくれ」と家族に言ってたそうです。「毎日かけてこられちゃたまらないから、早く警察に電話をかけてくれ」と家族から何度も催促されまして。
 それで、しょうがないから電話したら、担当者はもう遅いから帰ったっていうんですよ。家族に名前や連絡先まで伝えておいてこれですよ。こういうシチュエーションで警察に電話をかけるなんて、そんな経験初めてですから不安で一杯で、やっと番号を押してかけてるのに。

高木 警察に電話をかけるまでが、これは実際やってみた人じゃなきゃわからないですけども、ものすごく勇気がいることなんですよね。

渡邊 いやぁ、本当にそうです。「こんなんなるんやなぁ」って、自分でも思いましたね。自分が何か悪いことをしたとかってことじゃないんですけどね。

高木 警察に話したことを悪用されるのが一番恐いですよね。

渡邊 やっとかけたら、「いや、もう帰りました」って言うわけですよ。だけど、それ以降、もう電話はかかってこなくなりました。完全な嫌がらせというか、脅しというか、そういう感じでした。本当に捜査しようと思うんであれば、正式な手続きを踏めばいいことですから。具体的な証拠があるわけでもなく、ただ、揺さぶりをかけてきただけだったんでしょう。

高木 わざわざ関係のない渡邊さんに電話をかけたりしたのには、何か意図があったんでしょうか?

渡邊 そのころちょうど、高木先生は完全断食に入られてて、信念のために抗議をされていたんで、我々から何か引き出そうとしたんでしょうけど・・・。

高木 夫から送られてきた手紙で、取り調べの時、担当刑事が、この事件とはまったく無関係のヒーリング・ネットワークの友人たちについてしつこく聴いてきたので、夫が黙秘に入った途端、「猫を殺すぞ」とか「妻を引っ張るぞ」とか、脅してきたって書いてありました。

渡邊 だけど、先生に先立って逮捕されたAさんの取り調べの時には、こっちには一切、警察から何の電話もかかってこなかったですね。
 弁護士も言ってましたけど、高木先生の場合、メチロンに関して何の物証もなかったし、何も実行してないわけです。一切、何もされてないんです。だから僕は、この辺の関係性っていうのがすごく、不思議なんです。先生はAさんに強制的にメチロンの輸入を依頼したわけじゃないんです。むしろ、「任意」だったわけです。それを実際に購入するかどうかの決定権も本人に全部委ねられていました。
 けれど警察としては個人的なものじゃなく、大きな組織として輸入してたというストーリーを作って、高木先生を組織の首謀者っていう位置づけにしたかったんじゃないでしょうか。

高木 嫌がらせで家宅捜索をされた友人たちの家からも、結局は何も出てこなかったですね。

渡邊 時間とお金(税金)をかけた割には、何も出てこなかったです。先生のメチロンに関する裁判において、具体性はほとんどない。証拠もないし、ただあるのはAさんの証言だけで、それも、後から(控訴審判決以降)誤解だったことがわかったわけですし。この裁判の本当のおかしさっていうのは、そこなんです。自白主義っていうことだけで、固めてしまったわけです。おぼろげな推測だけなんです。(次回へ続く)

y_watanabe

高木一行を支える会代表 渡邊義文[わたなべよしふみ]

 30歳の頃から旧ヒーリング・ネットワーク(高木一行先生主宰の健康法普及団体)の活動に参加するようになり、心身に秘められている様々な叡智、可能性の素晴らしさに深い感・動を覚える。
 平成25年9月24日に高木一行先生が広島のご自宅で突然逮捕、そのまま大阪の留置場に勾留されるいう非常事態に直面する。
 取り調べの間、60日間の完全断食をされ、命がけで信念を貫こうとされる高木先生の生き様に強く心を打たれ、旧ヒーリング・ネットワークの同志と連携しながら裁判支援活動を開始する。
 平成25年12月11日、大阪地方裁判所で開廷された初公判から高木一行先生の裁判を傍聴し続け、傍聴リポートや裁判に関わる調査報告を『インターネット裁判』において発表する。  高木先生の裁判支援活動に深く関わってきたことから、高木一行を支える会代表に推薦され、就任する。
 現在、関西在住の同志と立ち上げた「龍宮道活身会」において、ヒーリング・アーツ、龍宮道の指導、普及活動を行なっている。
 大阪府在住。
 趣味:読書、映画鑑賞、食べ歩き

Live Drama Art『インターネット裁判』龍宮の道
http://dragons-shrine.s2.weblife.me/live_drama_art/

龍宮道活身会
http://kansaihealingwave.wix.com/ryugudo-katsushinkai

<『インターネット裁判』に掲載されている裁判傍聴リポートと調査報告一覧> 『インターネット裁判』第3章 裁判傍聴リポート2
http://dragons-shrine.s2.weblife.me/live_drama_art/pg166.html

『インターネット裁判』第11章 第5回公判リポート2
http://dragons-shrine.s2.weblife.me/live_drama_art/pg208.html

『インターネット裁判』第26章 第6回公判リポート2
http://dragons-shrine.s2.weblife.me/live_drama_art/pg271.html

『インターネット裁判』第44章 第7回公判リポート2
http://dragons-shrine.s2.weblife.me/live_drama_art/pg309.html

『インターネット裁判』第45章 現状報告 後編
http://dragons-shrine.s2.weblife.me/live_drama_art/pg297.html

『インターネット裁判』第66章 陳述書
http://dragons-shrine.s2.weblife.me/live_drama_art/pg390.html

『インターネット裁判』第71章 ワタナベ・リポート WTO通報と政令改正
http://dragons-shrine.s2.weblife.me/live_drama_art/pg396.html

『インターネット裁判』第73章 悪魔草、並びにワタナベ・リポート2
http://dragons-shrine.s2.weblife.me/live_drama_art/pg399.html

m_takaki

高木美佳[たかきみか]
 高木一行の妻として、旧ヒーリング・ネットワーク、龍宮道の活動に従事。
 帰神スライドショーや、<いのちの巡礼シリーズ>などを通じ、夫婦で藝術作品を共同創作・発表してきた。
 高木一行収監後は、<高木一行を支える会>発起人メンバーの一人として、支援活動に邁進している。
<最高裁判事×(バツ)印運動>推進委員会にも席を置き、市民が起こす司法改革運動にも携わる。
 高木一行が創始した龍宮道普及のため、<極楽の会~龍宮道指導会~>を主宰。
 その他、本業の音楽活動をオフィシャル・サイト等で展開中。
 猫3にん、爬虫類6にんの家族とともに、夫の帰りを待ちながら暮らす。
 

○極楽の会
 http://megami13.wix.com/megami#!blank-7/iozo9

○高木美佳オフィシャル・サイト
 http://megami13.wix.com/mikatakaki

○女神ネットワーク(高木美佳が運営するサイト)
 http://megami13.wix.com/megami

○リィラ音楽教室(広島で開催中)
 https://www.facebook.com/leelamusicschool/

○リィラの音楽時間(高木美佳が、アーティスト名”高木リィラ”の名前で開設しているブログ。音楽演奏動画や、演奏熟達法、地元広島からの情報発信ページ”西瀬戸メディアラボ”の記事ご紹介等)
 http://leelatakaki.hatenablog.com